【聖書箇所】

「Ⅰヨハ3:9 だれでも神から生まれた者は、罪を犯しません。なぜなら、神の種がその人のうちにとどまっているからです。その人は神から生まれたので、罪を犯すことができないのです。

3:10 そのことによって、神の子どもと悪魔の子どもとの区別がはっきりします。義を行わない者はだれも、神から出た者ではありません。兄弟を愛さない者もそうです。」

この御言葉は大変中身が濃いので、今週と来週の二回に分けて学んでいきたいと思います。今週は、９節を中心に学んでいきたいと思います。

だれでも神から生まれた者は、罪を犯しません。誰でもです。神から生まれた者は、みな、罪を犯しません。罪を犯さない理由が次に書いてあります。なぜなら、神の種がその人のうちにとどまっているからです。と言っています。神の種がその人のうちにとどまっているとは、イエス・キリストを救い主と信じ受け入れた人には、助け主として、御霊なる聖霊がその人の内に住まわれると言う事を言っています。神から生まれた者の内には御霊なる聖霊がその人の内に住まわれているので、罪を犯す事ができないと聖書は言っています。では、御霊なる聖霊を宿した私達クリスチャンは罪を犯さないでしょうか？そんなことはありません。私達クリスチャンも、罪を犯します。使途パウロでさえも自分の内に住み着いた罪に悩まされていました。では、どの様に考えれば良いかを御言葉から見ていきたいと思います。

「Ⅰヨハ 2:1 私の子どもたち。私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。もしだれかが罪を犯すことがあれば、私たちには、御父の前で弁護する方がいます。義なるイエス・キリストです。」

ヨハネはキリストを救い主と信じ受け入れた者達を、私の子供たちと呼んでいます。次に「私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。」と言っています。ヨハネがヨハネの手紙を書いた目的は、教会の信徒たちが罪を犯さないようになるためと言う事です。教会の信徒たちは、最終的には罪を犯さない様になるのですが、今はまだ途中の様です。では、罪を犯さない様になる為にはどの様にしたら良いでしょうか？それは、この御言葉にある様に「私がこれらのことを書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです。」と教えていますから、ヨハネが書いた手紙の教えに従う事です。それと同時に、イエス・キリストの教えに従う事、イエス・キリストの模範に従う事、使徒たちの教えに従う事、そうすれば、罪を犯さない様になると聖書は教えています。言い換えれば、新約聖書の御言葉に従って歩む事こそが、罪を犯さない様になる為の道であり、イエス・キリストに従って歩む信仰生活なのです。では、なぜ新約聖書の御言葉に従って歩み、イエス・キリストに従って歩む事が罪を犯さない様になる為必要なのかを御言葉から見ていきたいと思います。

「Ⅰヨハ 5:18 神によって生まれた者はだれも罪を犯さないことを、私たちは知っています。神から生まれた方が彼を守っていてくださるので、悪い者は彼に触れることができないのです。」

ヨハネはここでも、「神によって生まれた者はだれも罪を犯さないことを、私たちは知っています。」と言っています。理由が次に書かれています。「神から生まれた方が彼を守っていてくださるので、悪い者は彼に触れることができないのです。」と言っています。神から生まれた方とは、イエス・キリストの事ですが、イエス・キリストが守って下さるので、「悪い者は彼に触れることができないのです。」この悪い者とは、私達に罪を犯させる悪魔の事です。悪魔は巧妙に、罠を仕掛けたり、誘惑したり、試したりしながら、私達に罪を犯させ、神から離そうと計画しています。ここで、御言葉が教えている事は罪を犯さない為には、悪魔が触れることが出来ない様にしなければならないと言う事です。悪魔が触れることが出来ない様にするには、イエス様に、守っていただく事です。では、イエス様に守っていただくにはどうすれば良いでしょうか？先程学んだように、教会の信徒たちが罪を犯さないようになるためにヨハネが書いた手紙の教えに従う事、イエス・キリストの教えに従う事、イエス・キリストの模範に従う事、また、使徒たちの教えに従う事、言い換えれば、新約聖書の御言葉に従って歩む事、イエス・キリストに従って歩む事や使徒たちの教えに従うことこそが、イエス様に、守っていただき、悪魔の罠や誘惑やあらゆる悪だくみから守られる唯一の方法です。ほかに逃れる方法はありません。

来週に続く